釈迦に説法

【ことわざ・慣用句】釈迦に説法（しゃかにせっぽう）の意味・例文

類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。

釈迦に説法 とは：わかりやすい使い方の例

今日は学校の水泳大会だったケロ。

どうだったケロ？

同じチームに１年生がいたから、スタートのコツを教えてあげたケロ。でもその子、水泳部のエースでめちゃくちゃ速かったケロ。

釈迦に説法 だったケロね。

【釈迦に説法】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方の例でした。

類義語や同義語：同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に覚えよう。
類語 ⇒ 釈迦に経、孔子に論語、猿に木登り
意味 ⇒ 自分よりも遥かに詳しく知っている人とは知らずに、その人の知っていることを教えようとすること。

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釈迦に説法とは？意味と由来・語源

「 釈迦に説法 」という言葉は、もともと仏教の故事に由来しています。「釈迦」は、仏教の開祖である釈迦牟尼仏を指し、「説法」は仏教の教えを説くことを意味します。言葉の直訳は「釈迦に教えを説く」となります。

この言葉の語源は、もともとは釈迦牟尼仏が既に完全な悟りを得ている状態であり、その教えを他の人が説くことは無意味であるということを表しています。

現代では、「 釈迦に説法 」は、 ある分野や技術においてすでに熟達している人に対して、その分野や技術に関することを教えようとすること を皮肉った言い回しとして使われます。すなわち、その人にとってはすでに知っていることを教えようとすることは無駄であることを示唆しています。

ことわざ「釈迦に説法」に似た英語表現は？

「 釈迦に説法 」に近い英語表現は ” Teaching your grandmother to suck eggs ” です。この表現は、誰かに彼らがすでに知っていることや、経験豊富であることを教える無意味さや不適切さを指す皮肉な言い回しです。

直訳すると、「おばあちゃんに卵の吸い方を教える」となりますが、その意味は、相手がすでに十分に知っていることや熟練していることを教えようとすることが無駄であることを示しています。

分かりやすい例文

例文１
あの経験豊富なプロに基本的な技術を教えるなんて、まさに 釈迦に説法 だ。

例文２
彼女に料理のコツを教えるのは 釈迦に説法 だろう、彼女は料理教室で教えているんだから。

例文３
あなたが彼に経済のことを教えるなんて、 釈迦に説法 だ。彼はすでに大学で経済学を教えている。

例文４
そのプロの写真家にカメラの使い方を説明するなんて、 釈迦に説法 になる。

例文５
医者に健康に関する知識を教えるのは、 釈迦に説法 だ。

釈迦に説法を使った会話の例文

● パソコンを覚えてみんなに教えてあげようと思って、新しいパソコンを買ったんだけど、使い方がよくわからなくて困っているんだ。
◎ そうなんだ。じゃあ、ちょっと基本的な操作を教えてあげようか？
● えっ、本当に？それは助かる！でも、君は大丈夫なの？
◎ 大丈夫だって。実は僕、コンピューター関係の仕事をしているんだ。
● なんだ、そうだったんだ。じゃあ、僕が君に教えようとするなんて、まさに 釈迦に説法 だね。
◎ そんなことないよ。でも、君が困っていることが解決できるなら、喜んで教えるよ。