【ことわざ・慣用句】上の空（うわのそら）の意味・例文
| 意味 | 他の事に心を奪われて、目の前のことに注意が向かないこと。 |
| 例文 | 上の空 で授業を受けていたので、先生の話は頭に入らなかった。 |
| 類義語 | 心ここにあらず、浮き足立つ、現を抜かす（うつつをぬかす）、呆然とする（ぼうぜん）、放心状態、気が気でない |
| レベル | ★☆☆☆☆ 小学生：初級 （中学生：必須、高校生：必須） |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。
上の空 とは：わかりやすい使い方の例
【上の空】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方の例でした。
類義語や同義語：同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に覚えよう。
類語 ⇒ 心ここにあらず、浮き足立つ、現を抜かす（うつつをぬかす）、呆然とする（ぼうぜん）、放心状態、気が気でない
意味 ⇒ 他の事に心を奪われて、目の前のことに注意が向かないこと。
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上の空とは？意味と由来・語源
「 上の空 」という言葉の由来は、室町時代から江戸時代初期の書物『慈円問答』に見られます。この言葉は、 心が他のことに夢中である様子 を表現するために使われています。語源は、「上」が高いところや目の前の現実から離れたところ、「空」が虚ろで何もないところを指します。この二つの言葉を組み合わせることで、心が離れている様子や考えが他のことに向いていることを表現しています。これが「 上の空 」という言葉の由来・語源となります。
ことわざ「上の空」に似た英語表現は？
「 上の空 」の英語表現は ” absent-minded ” や ” inattentive ” です。これらの英語表現は、心が別のことに取り込まれていて、目の前の状況に注意を払っていない様子を表します。つまり、 話に集中していなかったり、考え事に耽っていたりする状態 を示す言葉です。
分かりやすい例文
例文１
彼は 上の空 で、先生の説明が全く頭に入ってこなかった。
例文２
彼女は 上の空 で運転していて、信号を見落としそうになった。
例文３
会議中、彼の 上の空 な態度に上司が怒りを覚えた。
例文４
子供たちは 上の空 で授業に集中できないことがよくあった。
例文５
テレビがついていると、彼は 上の空 になって家族との会話を聞かなくなる。
上の空を使った会話の例文
● 最近、仕事が忙しくてストレスがたまっているんだ。
◎ そうなんだ。どんなことがあったの？
● 今日もプロジェクトの会議があって、みんなで議論していたんだけど、途中から上司が 上の空 になっていて、全然話が進まなかったんだよね。
◎ それは大変だね。上司もストレスを感じているのかもしれないね。
● そうだろうね。でも、皆が集中して話し合っているのに、 上の空 でいるのはちょっと困るよね。
◎ うん、確かに。みんなで協力して、仕事の負担を減らす方法を考えるといいかもね。
