【ことわざ・慣用句】積羽舟を沈む（せきうふねをしずむ）の意味・例文
| 意味 | わずかなものでも、積もり積もれば大きなものになることのたとえ。 |
| 例文 | 積羽舟を沈む で、毎日少しずつ節約している。 |
| 類義語 | 塵も積もれば山となる、雨垂れ石をも穿つ、継続は力なり、石の上にも三年、ちりつも、コツコツと |
| レベル | ★★★☆☆ 小学生：上級 （中学生：中級、高校生：初級） |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。
積羽舟を沈む とは：わかりやすい使い方の例
【積羽舟を沈む】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方の例でした。
類義語や同義語：同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に覚えよう。
類語 ⇒ 塵も積もれば山となる、雨垂れ石をも穿つ、継続は力なり、ちりつも、コツコツと
意味 ⇒ わずかなものでも、積もり積もれば大きなものになることのたとえ。
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積羽舟を沈むとは？意味と由来・語源
「 積羽舟を沈む 」という言葉は、「積もる羽も重くなれば舟を沈める」とも言われ、 ささいなものが積み重なることで大きな影響を及ぼすこと を示す諺です。積もる羽根は一枚ずつは非常に軽いものですが、それが大量に積み重なると、その重さで舟を沈めるほどになるということを表しています。
この言葉の由来は、中国の古代哲学者・荘子の著作『荘子』の中の「山木篇」にあります。そこでは、積もる羽毛が舟を沈めるほどの重さになるという例が、些細なものが積み重なることで大きな影響を及ぼすことを説明しています。
この言葉は、日本語でも同様の意味で使われており、「 積羽舟を沈む 」や「積もる羽も舟を沈める」といった形で使用されています。それぞれの言葉が示すのは、小さなことが積み重なることで大きな結果や影響を生み出すということです。
ことわざ「積羽舟を沈む」に似た英語表現は？
「 積羽舟を沈む 」の英語表現は ” the straw that broke the camel’s back ” となります。この表現は、ささいなことが積み重なり、最後に追加された些細なものが最終的に大きな影響や結果を生み出す状況を示します。直訳すると、「ラクダの背中を折る最後のわら」という意味になりますが、その意味は日本語の「 積羽舟を沈む 」と同様です。
英語の例文1:
His constant tardiness was the straw that broke the camel’s back, and she finally fired him.
日本語訳:
彼の度重なる遅刻が 積羽舟を沈む 原因となり、彼女はついに彼を解雇した。
分かりやすい例文
例文１
仕事でのちょっとしたミスが 積羽舟を沈む ように、結果的に大きな損失をもたらした。
例文２
そのプロジェクトでは、 積羽舟を沈む ように小さな遅れが重なり、最終的に大幅な遅れが生じた。
例文３
細かい出費が 積羽舟を沈む ように、家計が圧迫されていく。
例文４
健康のためにも、 積羽舟を沈む ような小さなストレスを溜め込まないように注意しなければならない。
例文５
積羽舟を沈む ように、環境破壊の小さな行為が地球全体に大きな影響を与えている。
積羽舟を沈むを使った会話の例文
● 最近、仕事が忙しくて毎日残業しているんだ。
◎ それは大変そうだね。無理しないでね。
● うん、でもたまには息抜きも必要だよね。 積羽舟を沈む って言うし、ストレスが溜まりすぎると身体に悪いから。
◎ 本当にそうだね。たまにはリフレッシュする時間も大切だよ。どこかに遊びに行くのはどう？
● いいね、それもいいかも。週末にどこか楽しいところに行ってリフレッシュしよう！
◎ いい考えだね！楽しみにしてるよ。
