【四字熟語】滅私奉公(めっしほうこう)の意味・例文
意味 | 自分の気持ちを抑えて国家や社会などに奉仕する精神のこと。 |
例文 | 昔は 滅私奉公 するのが当たり前の時代だったらしい。 |
類義語 | 自己犠牲の精神、献身的な姿勢、慈善の精神、命をささげる、身を捨てて尽くす、尽くす |
レベル | ★★★☆☆ 小学生:上級 (中学生:中級、高校生:初級) |
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滅私奉公:わかりやすい使い方
【滅私奉公】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。
類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に覚えよう。
類語 ⇒ 自己犠牲の精神、献身的な姿勢、慈善の精神、命をささげる、身を捨てて尽くす、尽くす
意味 ⇒ 自分の気持ちを抑えて国家や社会などに奉仕する精神のこと。
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滅私奉公とは?意味と由来・語源
「 滅私奉公 」(めっしほうこう)とは、 自分の利益や私欲を捨てて、全力で仕事や組織のために尽力すること を指します。この言葉は、江戸時代の日本に由来し、主に武士たちが自分の主君に対する忠誠心を示す際に用いられました。
語源については、2つの部分「滅私」と「奉公」に分けられます。
「滅私」は、「滅」が消滅や破壊の意味、「私」が自分自身や私欲を指す言葉です。つまり、「滅私」は自分の利益や私欲を捨てることを意味しています。
「奉公」は、「奉」が尊敬や献上の意味、「公」が公共の利益や組織のための働きを指す言葉です。従って、「奉公」は組織や主君のために尽力することを意味しています。
これら2つの言葉が組み合わさり、「 滅私奉公 」という言葉が成立しました。この言葉は、 自己犠牲の精神や組織のために尽力する態度 を表現する際に用いられます。しかし、現代では、働きすぎや過労死などの問題から、この言葉が時に否定的な意味で使われることもあります。
四字熟語「滅私奉公」に似た英語表現は?
「 滅私奉公 」に近い英語表現は ” self-sacrifice for the greater good ” です。この表現は、自分の利益や欲求を犠牲にして、集団や組織のために尽力することを意味します。
” Self-sacrifice ” は自己犠牲、つまり自分の利益や欲求を捨てることを意味し、” for the greater good ” は集団や組織の利益や目的のためにという意味です。
英語の例文1:
She always puts the needs of the team before her own, a true example of self-sacrifice for the greater good.
日本語訳:
彼女は常にチームのニーズを自分のニーズよりも優先し、真の「 滅私奉公 」の例を示しています。
分かりやすい例文
例文1
彼は会社のために家族との時間を犠牲にし、 滅私奉公 の精神で働いている。
例文2
そのサラリーマンは、プロジェクトの成功のために自分の休暇を取り消し、 滅私奉公 を実践した。
例文3
彼女はチームメンバーのために、自分の時間と労力を惜しまず、 滅私奉公 でサポートしてくれた。
例文4
その政治家は国民のために、 滅私奉公 の精神で働き、腐敗に対して厳しく立ち向かった。
例文5
彼は地域のために、 滅私奉公 の精神でボランティア活動に取り組んでいる。
滅私奉公を使った会話の例文
● 最近、山田さんが仕事で大変そうだね。
◎ 本当に。彼はプロジェクトの成功のために、まるで 滅私奉公 のように働いているよ。
● 彼の努力は評価されるべきだけど、健康も大切にしてほしいね。
◎ そうだね。たまには息抜きも必要だと思うけど、山田さんは自分のために休むことを考えないんだ。
● 会社もそんな 滅私奉公 の精神を無理に求めるのは良くないと思う。もっと労働環境を見直すべきだね。
◎ 同感だよ。働き方改革が進んでいるとはいえ、まだまだ改善の余地があるね。