【ことわざ・慣用句】匙を投げる(さじをなげる)の意味・例文
意味 | 見込みがないと諦めること。 |
例文 | 久しぶりに家を掃除したが、やれどもやれども片付かず、ついに母は 匙を投げた 。 |
類義語 | さじを投げる、お手上げ、見放す、見捨てる、断念する、諦める、お払い箱にする、万策尽きる |
レベル | ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。
匙を投げる とは:わかりやすい使い方の例
【匙を投げる】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方の例でした。
類義語や同義語:さじを投げる、お手上げ、見放す、見捨てる、断念する、諦める、お払い箱にする、万策尽きる も同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、語彙力UPのために同時に覚えておきましょう。
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匙を投げるとは?意味と由来・語源
「 匙を投げる 」という言葉は、 諦める、あるいは何かを放棄するという意味 で使われます。この言葉の由来や語源には複数の説がありますが、一般的には次のような説が有力です。
もともとは、古代ローマの時代に遡ると言われています。当時、ローマの貴族たちは、食事の最後にデザートを食べる際に、スプーン(匙)を持っていました。彼らがデザートを食べ終えると、スプーンをテーブルに投げる習慣があったとされています。これは、食事が終わったことを示す合図であり、食事に満足したことを意味していました。
この習慣が時代とともに変化し、日本にも伝わりました。「 匙を投げる 」という言葉は、もともと「食事に満足する」という意味で使われていたものが、次第に「諦める」や「放棄する」という意味で使われるようになったとされています。
ただし、他にもさまざまな説があり、絶対的な語源とは言い切れませんが、いずれにせよ、「匙を投げる」は何かを諦める、あるいは放棄するという意味で現代の日本語でも使われています。
ことわざ「匙を投げる」に似た英語表現は?
「 匙を投げる 」に近い英語表現は ” throw in the towel ” です。これは、何かを諦めたり、あるいは放棄したりすることを意味します。
この表現は、ボクシングの試合で使われることが多いです。試合中にコーナーのトレーナーがタオルをリングに投げ込むことで、選手が試合を続行できないことを示すために使用されます。そのため、日常会話でも、何かを諦めたり、放棄したりする際に、この表現が使われます。
分かりやすい例文
例文1
この問題は難しすぎて、彼はとうとう 匙を投げた 。
例文2
彼女は試験勉強に苦戦していたが、 匙を投げる ことはなかった。
例文3
何度も失敗した後、彼はついに 匙を投げて その仕事を辞めた。
例文4
彼はチームのために最後まで戦ったが、結局 匙を投げ ざるを得なかった。
例文5
このプロジェクトには多くの困難があったが、私たちは 匙を投げる ことはありませんでした。
匙を投げるを使った会話の例文
● 最近、新しい仕事に挑戦しているんだけど、なかなかうまくいかなくてさ。
◎ そうなんだ。大変だね。でも、諦めずに頑張ってほしいよ。
● ありがとう。でも正直、もう 匙を投げたい 気分だよ。
◎ わかるけど、もうちょっと頑張ってみて。助けが必要なら、いつでも言ってね。
● そうだね。もう少し頑張ってみるよ。ありがとう、励ましてくれて。