【ことわざ・慣用句】下手の横好き（へたのよこずき）の意味・例文
| 意味 | 下手なくせに、その物事が好きで熱心でいること。 |
| 例文 | 彼女は 下手の横好き だと言っていたが、彼女の歌唱力はプロ並みだと思う。 |
| 類義語 | 趣味として物事を楽しむ、愛好家、たしなむ、熱心な |
| レベル | ★☆☆☆☆ 小学生：初級 （中学生：必須、高校生：必須） |
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下手の横好き とは：わかりやすい使い方の例
【下手の横好き】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方の例でした。
類義語や同義語：同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に覚えよう。
類語 ⇒ 趣味として物事を楽しむ、愛好家、たしなむ、熱心な
意味 ⇒ 下手なくせに、その物事が好きで熱心でいること。
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下手の横好きとは？意味と由来・語源
「 下手の横好き 」という言葉は、 自分が下手なことに対して、特に好きである、または興味を持っていること を表す慣用句です。この言葉は、能力が乏しいのにその分野に熱中しているという皮肉を込めて使われることが多いです。
この慣用句の語源については、はっきりとした情報はありませんが、以下のような説があります。
「下手」は、何かをうまくできないことを意味し、「横好き」は、ある分野に広く浅く興味を持っていることを指します。言い換えると、「横に広く好き」という意味です。これらの言葉が組み合わさって、「 下手なのに、広く浅く好き 」という意味の言葉となっています。
その他にも、江戸時代の浮世絵師の絵が下手であることを自虐的に描いた作品から由来しているという説もあります。浮世絵師たちは、自分たちの絵が下手だと言いながら、実際には自分の絵を愛していたことから、「 下手の横好き 」という言葉が広まったとされています。
どの説が正しいかは定かではありませんが、いずれにせよ「 下手の横好き 」は、自分が下手なことに対して熱心であることを皮肉った言葉として、現代でも広く使われています。
ことわざ「下手の横好き」に似た英語表現は？
「 下手の横好き 」に近い英語表現は ” Jack of all trades, master of none ” です。直訳すると、「すべての仕事をこなすが、どれも達人ではない」という意味です。ただし、この表現は、「幅広く興味を持っているが、どの分野も専門的なスキルや深い知識を持っていない」という意味が強いです。
もう少し、「 下手の横好き 」のニュアンスに近い表現として、” a bad workman blames his tools “（下手な職人は道具のせいにする）があります。この表現は、自分の技術が未熟であるにもかかわらず、その原因を他の要因に求める傾向を指摘しています。
どちらの表現も、「 下手の横好き 」が持つ「自分が下手なのに、その分野に熱中している」という意味を完全にはカバーしていませんが、類似のニュアンスを持っています。適切な表現を選ぶ際は、文脈やニュアンスを考慮してください。
分かりやすい例文
例文１
彼は絵が下手なのに、 下手の横好き で毎週絵画教室に通っている。
例文２
下手の横好き だけど、カラオケが大好きで週末は必ず行っている。
例文３
私は写真が下手だけど、 下手の横好き で写真撮影のワークショップに参加している。
例文４
あの人はギターが下手だけど、 下手の横好き で練習に励んでいるようだ。
例文５
彼はガーデニングが下手だけど、 下手の横好き で庭にいろんな植物を植えている。
下手の横好きを使った会話の例文
● 最近、趣味で絵を描いているんだ。
◎ え、それは面白そうだね。どんな絵を描いてるの？
● 風景画を描いてるんだけど、正直、僕は絵が下手なんだよね。
◎ でも、楽しんでやってるんでしょ？ 下手の横好き っていうし、うまくないことを楽しんでやるのも大事だよ。
● そうだね、確かに楽しんで描いてる。練習すれば上達するかもしれないしね。
◎ そうだよ！続けてれば、きっと上達するよ。頑張ってね！
