【ことわざ・慣用句】漁夫の利(ぎょふのり)の意味・例文
意味 | 両者が争っている間に第三者が利益を横取りすること。 |
例文 | どちらが彼に先に告白するかでもめている間に、 漁夫の利 で後輩が彼と付き合うことになった。 |
類義語 | 棚から牡丹餅(たなからぼたもち)、御利益、儲けもの、ラッキー、横取りする |
反対語 | 二兎追うものは一兎をも得ず |
レベル | ★★★☆☆ 小学生:上級 (中学生:中級、高校生:初級) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。
漁夫の利 とは:わかりやすい使い方の例
【漁夫の利】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方の例でした。
類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に覚えよう。
類語 ⇒ 棚から牡丹餅(たなからぼたもち)、御利益、儲けもの、ラッキー、横取りする
意味 ⇒ 両者が争っている間に第三者が利益を横取りすること。
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漁夫の利とは?意味と由来・語源
「 漁夫の利 」という言葉は、中国の戦国時代の思想家・韓非子が著した『韓非子』に由来します。「漁夫」とは漁師のことで、「 漁夫の利 」は、 争いに巻き込まれている者同士がお互いに損をする中で、第三者が利益を得る状況 を指します。
物語では、2匹の魚が争っているところを漁夫が見つけます。魚たちが争いに夢中になっている間に、漁夫はその魚たちを捕まえてしまいます。この話から、「 漁夫の利 」は争いに巻き込まれた者同士が損をする一方で、それを利用して第三者が利益を得る状況を表す言葉として広まりました。
ことわざ「漁夫の利」に似た英語表現は?
「 漁夫の利 」に近い英語表現は ” to reap the benefits of others’ strife ” です。これは、他人の争いや対立の結果、第三者が利益を得る状況を指します。
直訳すると、「他人の争いから利益を得る」という意味になります。このフレーズは、争いに巻き込まれた当事者同士が損をする一方で、それを利用して第三者が利益を得る状況を表すのに使われます。
分かりやすい例文
例文1
二つの会社が競争して値下げ合戦を繰り広げている間、顧客は 漁夫の利 を得ていた。
例文2
二つの国が争っている間、隣国は 漁夫の利 を得て経済成長を遂げた。
例文3
二人の選手が互いに攻撃しあう中、三人目の選手が 漁夫の利 を享受して優勝した。
例文4
双方の政党が争っている間、中立派が 漁夫の利 を享受して支持を集めた。
例文5
彼は二人のライバルが競い合っている間、 漁夫の利 を得てポジションを上げた。
漁夫の利を使った会話の例文
● 最近、あの二つの携帯電話会社が激しい競争をしているね。
◎ そうだね。どちらも魅力的なプランを提供しているみたいだよ。
● 本当に。この状況をうまく利用すれば、我々消費者は 漁夫の利 を得ることができるね。
◎ 確かに。今が契約を見直すチャンスかもしれないね。