【ことわざ・慣用句】思いを馳せる(おもいをはせる)の意味・例文
意味 | 遠く離れている人や物に対して感傷的な気持ちになること。思いを募らせること。 |
例文 | 喧嘩をしたまま遠くに引っ越してしまった友人に 思いを馳せる 。 |
類義語 | 思いを巡らす、思いを募らせる、物思いにふける、想像する、空想する、回顧する、反芻する |
反対語 | すっぱり忘れる、記憶に残らない、思い出せない |
レベル | ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。
思いを馳せる:わかりやすい使い方
【思いを馳せる】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。
思いを馳せるの類義語と反対語
類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に学習しよう。
類語 ⇒ 思いを巡らす、思いを募らせる、物思いにふける、想像する、空想する、回顧する、反芻する
意味 ⇒ 遠く離れている人や物に対して感傷的な気持ちになること。思いを募らせること。
反対語や対義語:反対の意味の用語も覚えると、語彙力が高まり、国語の読解問題にも強くなりますよ。
反語 ⇒ すっぱり忘れる、記憶に残らない、思い出せない
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思いを馳せるとは?意味と由来・語源
「 思いを馳せる 」の表現は、文字通りには「心を飛ばす」や「心を走らせる」といった意味になりますが、これは比喩的な表現で、実際には 「心を遠くに向ける」や「深く考える」 などの意味を持ちます。具体的には、未来への期待や過去の回想、遠くの人や場所への思い、あるいは抽象的な考えや想像への没入を表すことが多いです。
この表現の「馳せる」部分は、古語の「馳す」が変化したもので、もともとは馬を走らせるという意味がありました。つまり、「思いを馳せる」は元々「心を馬のように走らせる」という意味だったと考えられます。
しかしこの表現がいつ頃から使われ始めたのか、どのような状況で生まれたのかについては、具体的な記録や資料がないため、はっきりとは言えません。また、「 思いを馳せる 」という表現自体は比較的新しい言い回しであり、古文や古語には見られません。したがって、この表現がどの時代に生まれ、どのように定着したのかについては、さらなる研究や調査が必要となるでしょう。
ことわざ「思いを馳せる」に似た英語表現は?
「 思いを馳せる 」に近い英語表現は “let one’s mind wander” や “lose oneself in thought” などがあります。
” let one’s mind wander ” – これは直訳すると「心をさまよわせる」となりますが、実際の意味は「心を自由に巡らせる」や「深く考え込む」です。
” lose oneself in thought ” – これは直訳すると「思考に自分自身を失う」となりますが、実際の意味は「深く考え込む」や「思索にふける」です。
英語の例文1:
He let his mind wander to the happy memories of his childhood.
日本語訳:
彼は幼少期の楽しかった思い出に 思いを馳せた 。
英語の例文2:
She lost herself in thought, contemplating her future.
日本語訳:
彼女は未来について 思いを馳せ 、深く考え込んだ。
これらの表現は、ある特定の思考や想像に心を向け、深く考えるという状況を表すのに使われます。
分かりやすい例文
例文1
私はよく学生時代に 思いを馳せる 。
例文2
彼は遠い故郷に 思いを馳せて いた。
例文3
あの日のことを思い出し、彼女は幸せな時間に 思いを馳せた 。
例文4
彼は子供時代に過ごした公園に 思いを馳せた 。
例文5
彼女は昔の友人に 思いを馳せた 。
思いを馳せるを使った会話の例文
会話1:
● 最近、何か深く考えてることある?
◎ うーん、最近は高校時代の友人たちによく 思いを馳せる ね。
会話2:
● あの昔の映画、覚えてる?
◎ ああ、それは懐かしいな。その映画を見ると、学生時代に 思いを馳せる よ。
会話3:
● 来週の試合、どう思う?
◎ うん、もう何日もそればかり 思いを馳せて いるよ。
会話4:
● あの子、どうしたの?一人でぼんやりして。
◎ ああ、彼女はたぶん遠くの故郷に 思いを馳せて いるんだろう。