【ことわざ・慣用句】雲泥の差(うんでいのさ)の意味・例文
意味 | 2つのものや状況などを比べた時に、その差が非常に大きいという意味 |
例文 | 彼らは兄弟だけど、兄は暴れん坊で弟はおとなしくて、性格は 雲泥の差 だ |
類義語 | 提灯に釣り鐘、全然違う、月とすっぽん、天と地ほどの差、まるで違う、大いに異なる |
反対語 | 均衡がとれた、釣り合いが取れている、違いがない |
レベル | ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて学習効率がいいですよ。
雲泥の差:わかりやすい使い方
【雲泥の差】の意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。
雲泥の差の類義語と反対語
類義語や同義語:同じ意味や似たような意味での使い方が多いので、語彙力UPのため同時に学習しよう。
類語 ⇒ 提灯に釣り鐘、全然違う、月とすっぽん、天と地ほどの差、まるで違う、大いに異なる
意味 ⇒ 2つのものや状況などを比べた時に、その差が非常に大きいという意味
反対語や対義語:反対の意味の用語も覚えると、語彙力が高まり、国語の読解問題にも強くなりますよ。
反語 ⇒ 均衡がとれた、釣り合いが取れている、違いがない
他の四字熟語・ことわざ・慣用句も調べて学習するときは サイト内検索 をご利用ください。
<ゲーム感覚でことわざ・慣用句を覚える:クイズ> ⇒ ケロケロ ことわざ・慣用句 クイズ
雲泥の差とは?意味と由来・語源
「 雲泥の差 」とは、物事の間に非常に大きな違いがあることを表す日本の慣用句です。文字通り、「雲」と「泥」という二つのものが非常に異なるものであるように、二つの物事や状況が大きく違っていることを示しています。
この表現の語源は、中国の古典『荘子』に由来します。『荘子』は、紀元前4世紀に活躍した荘子(莊子)が著したとされる道教の哲学書です。『荘子』の一節で、「 雲は天に浮かび、泥は地に沈む 」という表現があり、これが「 雲泥の差 」という慣用句の起源とされています。
この表現は、天と地の違いを示す「雲」と「泥」を用いることで、 二つの物事の間にある大きな違い を強調しています。現代でも、大きな違いを示す際に「 雲泥の差 」という言葉がよく使われています。
ことわざ「雲泥の差」に似た英語表現は?
「 雲泥の差 」に近い英語表現は ” worlds apart ” や ” night and day ” があります。
” worlds apart ” は、二つの物事や人が非常に異なっていることを示す表現です。文字通り、二つのものがまるで別の世界にあるかのような違いがあることを意味します。この表現は、「 雲泥の差 」と同様に、大きな違いを強調する際に使われます。
” night and day ” は、二つの物事が非常に異なることを表す際に使われる表現で、文字通り「夜」と「昼」のように、二つのものが大きく異なることを示しています。この表現も、「 雲泥の差 」と同じように、物事の間にある顕著な違いを強調する際に使われます。
分かりやすい例文
例文1
彼の新しい仕事は収入が前の仕事と 雲泥の差 だ。彼は今ははるかに豊かな生活を送っている。
例文2
その2つのレストランの味は 雲泥の差 がある。片方は素晴らしい料理を提供しているが、もう片方は全く美味しくない。
例文3
その新しいスマートフォンの性能は、古いモデルとは 雲泥の差 だ。処理速度もバッテリー持ちもずっと良い。
例文4
彼がチームのキャプテンになってから、チームの雰囲気は 雲泥の差 だ。以前よりも明るく、協力的なチームになった。
例文5
都会と田舎では生活環境が 雲泥の差 だ。都会は便利だが騒がしく、田舎は静かでのんびりしている。
雲泥の差を使った会話の例文
● この新しいパソコン、使い心地どう?
◎ すごいよ。前に使っていた古いパソコンとは 雲泥の差 だよ。処理速度が速くて、作業がずっとスムーズにできるんだ。
● それはいいね。やっぱり最新のテクノロジーは違うんだね。
◎ 本当に。古いパソコンを使っていた時は、いつもフリーズしてイライラしてたけど、今はストレスフリーで作業ができるよ。本当に 雲泥の差 だね。