【ことわざ・慣用句】小耳に挟む(こみみにはさむ)の意味・例文
意味 | 聞くつもりはなかったが偶然ちらりと聞くこと。 |
例文 | ちょっと 小耳に挟んだ んだけど、就職が決まったというのは本当かい? |
類義語 | 耳にする、漏れ聞く、漏れ伝わる、聞きかじる |
レベル | ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須) |
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小耳に挟む とは:わかりやすい使い方の例
【小耳に挟む】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方の例でした。
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小耳に挟むとは?意味と由来・語源
「 小耳に挟む 」という言葉の語源は、平安時代の日本に遡ります。当時、高貴な女性たちは、屏風の陰から垣間見ることで男性たちの会話を聞くことがありました。このような状況を「耳小言(みみごと)」と呼んでいました。
やがて、平安時代の物語『源氏物語』にもこの言葉が登場し、「耳小言」は「 小耳に挟む 」という言葉に変化しました。ここで、「小耳」とは耳の奥のことを指し、「挟む」とは、偶然聞いた情報を耳の奥に留めておくという意味です。
現代では、「 小耳に挟む 」は、 偶然耳に入った噂や情報 を指すようになりました。
ことわざ「小耳に挟む」に似た英語表現は?
「 小耳に挟む 」に近い英語表現は ” to overhear ” です。これは、偶然にも他人の会話や情報を聞いてしまうことを意味します。例えば、レストランで隣の席の会話を聞いてしまったり、通りかかりで友人たちが話している内容を耳に入れてしまうような状況が ” to overhear ” にあたります。
分かりやすい例文
例文1
昨日、社内で上司たちがプロジェクトの進捗について話しているのを 小耳に挟んだ 。
例文2
彼女の誕生日プランについて、友達の間で話し合っているのを 小耳に挟んで しまった。
例文3
コーヒーショップで偶然、同じ業界の人たちが最新の技術について語っているのを 小耳に挟んだ 。
例文4
先生が私の試験結果について他の先生に話しているのを 小耳に挟んで しまった。
例文5
勉強会の隣の席で、参加者たちが役立つ参考書の情報を共有しているのを 小耳に挟んだ 。
小耳に挟むを使った会話の例文
● ねえ、昨日の夕食はどこで食べたの?
◎ 実は、新しいイタリアンレストランに行ったんだよ。美味しかったよ。
● え、どうやってそのお店を知ったの?
◎ 電車で帰宅中に、向かいの席で他のお客さんがそのレストランの話をしていて、 小耳に挟んだ んだ。
● なるほどね。次回は私も一緒に行きたいな。
◎ もちろん!一緒に行こうね。