【ことわざ・慣用句】裸一貫(はだかいっかん)の意味・例文
意味 | 自分の身体以外何もなく身一つであること。 |
例文 | 両親と喧嘩をした彼女は 裸一貫 で家を飛び出した。 |
類義語 | 身一つ、無一文、一文無し、着の身着のまま、身一つ体一つで |
反対語 | 対義語は該当なし |
レベル | ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて学習効率がいいですよ。
裸一貫:わかりやすい使い方
【裸一貫】の意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。
裸一貫の類義語と反対語
類義語や同義語:同じ意味や似たような意味での使い方が多いので、語彙力UPのため同時に学習しよう。
類語 ⇒ 身一つ、無一文、一文無し、着の身着のまま、身一つ体一つで
意味 ⇒ 自分の身体以外何もなく身一つであること。
反対語や対義語:反対の意味の用語も覚えると、語彙力が高まり、国語の読解問題にも強くなりますよ。
反語 ⇒ 対義語は該当なし
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裸一貫とは?意味と由来・語源
「 裸一貫 」は、日本語の成句で 、「何も持たずに」とか「何もない状態で」という意味 を表します。
この言葉は、「裸」(はだか)と「一貫」(いっかん)の二つの単語から成り立っています。「裸」は文字通り何も身に着けていない状態を意味し、「一貫」は古くからの日本の通貨単位で、特に一貫文(かんもん)と呼ばれる貨幣を指します。一貫文は元々1000文(銭)を指す単位で、中世から近世初期にかけて使用されました。
したがって、「 裸一貫 」はもともと「一貫文だけ持っている」つまり「ほとんど何も持っていない」という意味で用いられました。その後、時間とともにこの表現は広がり、現在では「何も持たない」や「何も身につけていない」、「全くの無一物」を意味するようになりました。
なお、「 裸一貫 で」という形で、「 一から始める 」、「 何も持たない状態からスタートする 」といった意味で使われることもあります。
ことわざ・慣用句「裸一貫」に似た英語表現は?
「 裸一貫 」に近い英語表現は “starting from scratch” や “with nothing but the shirt on one’s back” などがあります。それぞれの意味と例文を以下に示します。
Starting from scratch : 一から始める、ゼロから始める。
With nothing but the shirt on one’s back : 手ぶらで、何も持たないで。
英語の例文1:
After his business failed, he had to start from scratch.
日本語訳:
彼のビジネスが失敗した後、彼は 裸一貫 から再スタートしなければならなかった。
英語の例文2:
He arrived in the city with nothing but the shirt on his back.
日本語訳:
彼は 裸一貫 で都市に到着した。
これらの表現は、一般的に何も持たない状態、または全く新しい状態から始めることを指すのに使われます。
分かりやすい例文
例文1
彼は 裸一貫 からスタートして、成功したビジネスマンになった。
例文2
彼女は 裸一貫 で海外に渡ったが、今では国際的なシェフとして活躍している。
例文3
裸一貫 で始めたこのプロジェクトが、こんなに大きくなるとは思っていなかった。
例文4
この町で新しい生活を始めるため、彼女は 裸一貫 からスタートした。
例文5
彼は 裸一貫 でスタートしたが、その才能と努力で次第に評価を受けるようになった。
裸一貫を使った会話の例文
● 君、起業するって聞いたけど、本当に大丈夫なの?
◎ うん、確かにリスクはあるけど、これは僕の夢だから。
● でも、君、投資家とかいないんでしょ? 資金はどうするの?
◎ そうだね。最初は 裸一貫 からスタートすることになるだろうね。でも、それが僕を強くすると思うんだ。
● それは大変そうだけど、君ならできると思うよ。頑張ってね!