【ことわざ・慣用句】無作為(むさくい)の意味・例文
意味 | 作為がない、偶然に任せること。 |
例文 | なかなかグループの代表が決まらないので先生はくじを作り、 無作為 に代表者を選んだ。 |
類義語 | ランダム、任意、不作為、恣意的、人の意思が働いていない |
反対語 | 作為的、意図的 |
レベル | ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて学習効率がいいですよ。
無作為:わかりやすい使い方
【無作為】の意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。
無作為の類義語と反対語
類義語や同義語:同じ意味や似たような意味での使い方が多いので、語彙力UPのため同時に学習しよう。
類語 ⇒ ランダム、任意、不作為、恣意的、人の意思が働いていない
意味 ⇒ 作為がない、偶然に任せること。
反対語や対義語:反対の意味の用語も覚えると、語彙力が高まり、国語の読解問題にも強くなりますよ。
反語 ⇒ 作為的、意図的
他の四字熟語・ことわざ・慣用句も調べて学習するときは サイト内検索 をご利用ください。
<ゲーム感覚でことわざ・慣用句を覚える:クイズ> ⇒ ケロケロ ことわざ・慣用句 クイズ
無作為とは?意味と由来・語源
「 無作為 」は、 ある行為や選択が特定の規則や目的に従わず、任意またはランダムに行われること を示す日本語の語句です。
「無作為」は「無」、「作」、「為」の三つの単語から成り立っています。
「無」は「ない」という意味を持ちます。
「作」は「作る」、「形成する」、「実行する」などの意味を持ちます。
「為」は「行為」、「事」、「目的」などの意味を持ちます。
したがって、「 無作為 」は直訳すると「作為がない」で、特定の規則や目的に従わずに行為や選択が行われることを指します。
なお、この言葉がいつどのように成立したか具体的な記録はありませんが、日本語として古くから使われてきた表現です。また、統計学では「無作為抽出」や「無作為化」などの用語として使われ、特定のバイアスを排除し、公平性を保つための重要な原則を表します。
ことわざ・慣用句「無作為」に似た英語表現は?
「 無作為 」に近い英語表現は “random” や “arbitrary” です。
Random : ある範囲や集合からの選択が予測不能で、全ての要素が等しい確率で選ばれる状態を示します。
Arbitrary : 規則や明確な基準に基づかない選択や決定を指します。
英語の例文1:
The numbers were chosen at random.
日本語訳:
数字は 無作為 に選ばれた
英語の例文2:
The decision seemed completely arbitrary.
日本語訳:
その決定は完全に 無作為 なものに思えた
これらの英語表現は、「 無作為 」とほぼ同じニュアンスを持つ言葉ですが、具体的な使用例はその文脈によります。
分かりやすい例文
例文1
この研究では 無作為 に被験者を選びました。
例文2
無作為 な選択でも、それが最善の結果をもたらすこともある。
例文3
無作為 抽出によって、公平な結果が得られることが期待される。
例文4
彼女は 無作為 にボタンを押し続けた。
例文5
その 無作為 なサンプリング方法には問題があると思う。
無作為を使った会話の例文
● あの人、なんでそんなに行動が予測不能なの?
◎ ああ、彼はちょっと 無作為 な行動が多いんだよね。
● どの参加者を選ぶべきかな?
◎ 無作為 に選ぶのが公平だと思うよ。
● 彼の 無作為 な行動はチームに混乱をもたらすよ。
◎ そうだね、彼にはもう少し計画性を持つことを伝えよう。
● このサンプリング、なんかおかしいと思わない?
◎ 確かに、もっと 無作為 な選択が必要かもしれないね。
● 彼の返答、何か理由があるのかな?
◎ うーん、それともただ 無作為 に答えてるだけかもしれないね。