臥薪嘗胆

【四字熟語】臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の意味・例文

意味 目的を果たすために、苦難に耐えて機会を待つこと。
例文 臥薪嘗胆 の思いで今日まで頑張ってきた甲斐があった。
類義語 不撓不屈、堅忍不抜、艱難辛苦、骨が折れる、雪辱、汚名返上、リベンジ、名誉挽回
反対語 手っ取り早い、射将先馬、投げ出す、後は野となれ山となれ、白旗を上げる
レベル ★★★☆☆ 小学生:上級 (中学生:中級、高校生:初級)

類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。

臥薪嘗胆:わかりやすい使い方

臥薪嘗胆とは:意味1
ケロゆう!前回に比べて成績が倍近く上がっているケロ!
がしんしょうたん:例文1
臥薪嘗胆 の思いで頑張ってきた甲斐があったケロ!
臥薪嘗胆とは:意味2
すごいケロ!今日はお祝いケロ!ケーキ、買ってくるケロか!?
がしんしょうたん:例文2
パパ、喜んでくれて嬉しいけど大げさケロ~。

臥薪嘗胆】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。


臥薪嘗胆の類義語と反対語

類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に学習しよう。
類語 ⇒ 不撓不屈、堅忍不抜、艱難辛苦、骨が折れる、雪辱、汚名返上、リベンジ、名誉挽回
意味 ⇒ 目的を果たすために、苦難に耐えて機会を待つこと。

反対語や対義語:反対の意味の用語も覚えると、語彙力が高まり、国語の読解問題にも強くなりますよ。
反語 ⇒ 手っ取り早い、射将先馬、投げ出す、後は野となれ山となれ、白旗を上げる

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臥薪嘗胆とは?意味と由来・語源

臥薪嘗胆 」(がしんしょうたん)は、中国の古代の故事から生まれた四字熟語です。

この表現は中国の春秋時代、楚の王・熊渠(ぐうきょ)が敵国の陳(ちん)に敗れて追放され、彼が復讐と復位のために長年耐え忍んだエピソードから来ています。熊渠は寒冷な地で薪の上に寝て(臥薪)、また毎日、敵に囚われた時に与えられた胆(獣の胆)をなめて(嘗胆)、その恨みと復讐の志を忘れないようにしたとされます。

後に熊渠は楚の王位を取り戻し、陳を滅ぼしました。彼のこの逸話から、「 臥薪嘗胆 」という四字熟語が生まれ、 長期間にわたる苦難を耐えて目標を達成すること 、または 困難や挫折を乗り越えて成功すること を表すようになりました。

ことわざ「臥薪嘗胆」に似た英語表現は?

臥薪嘗胆 」に近い英語表現としては ” to endure hardship for a long-term goal ” や ” to bide one’s time in adversity ” があります。これらは直訳すると「長期の目標のために困難に耐える」や「逆境の中で時を待つ」などとなり、困難を乗り越えて成功するという意味を含んでいます。

英語の例文1:
She endured hardship for many years to achieve her dream.
日本語訳:
彼女は夢を達成するために何年もの困難に 臥薪嘗胆 した。

英語の例文2:
Despite the difficulties, he bided his time in adversity to regain his company.
日本語訳:
困難にもかかわらず、彼は自社を取り戻すために逆境の中で 臥薪嘗胆 した。

これらの表現は、苦難を乗り越えて目標を達成するという「 臥薪嘗胆 」の意味をうまく表しています。

分かりやすい例文

例文1
彼は世界チャンピオンになるために 臥薪嘗胆 の努力をした。

例文2
そのプロジェクトを成功させるため、彼女は 臥薪嘗胆 の日々を送った。

例文3
彼女は自分の夢を叶えるために 臥薪嘗胆 の努力を続けている。

例文4
社長は会社の倒産を防ぐために、 臥薪嘗胆 の努力をした。

例文5
自分の理想を追い求めて、彼は 臥薪嘗胆 の生活を送った。

これらの例文は、長期間にわたる苦難を耐えて目標を達成するという「 臥薪嘗胆 」の意味を表しています。

臥薪嘗胆を使った会話の例文

以下に、「臥薪嘗胆」を用いた会話の例を示します。
● あなたが会社を立ち上げるまでにどれくらいの時間がかかりましたか?
◎ うーん、正確には計算していないけど、おそらく5年くらいだろうね。
● それは大変だったでしょうね。
◎ ええ、まさに 臥薪嘗胆 の日々だった。でも、その結果が今の会社だから、後悔はしていないよ。

この会話では、自分の会社を立ち上げるまでに苦労したことを、「 臥薪嘗胆 」と表現しています。