【ことわざ・慣用句】金輪際（こんりんざい）の意味・例文
| 意味 | 二度と、絶対にという意味で強い否定を表わす言葉のこと。 |
| 例文 | 金輪際 、あなたには会わない」と言われ、兄は彼女に振られてしまった。 |
| 類義語 | 永久に、永遠に、これからもずっと、もう決して、天地神明にかけて、どんなことがあっても |
| 反対語 | 対義語は該当なし |
| レベル | ★★☆☆☆ 小学生：中級 （中学生：初級、高校生：必須） |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて学習効率がいいですよ。
金輪際：わかりやすい使い方
【金輪際】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。
金輪際の類義語と反対語
類義語や同義語：同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に学習しよう。
類語 ⇒ 永久に、永遠に、これからもずっと、もう決して、天地神明にかけて、どんなことがあっても
意味 ⇒ 二度と、絶対にという意味で強い否定を表わす言葉のこと。
反対語や対義語：反対の意味の用語も覚えると、語彙力が高まり、国語の読解問題にも強くなりますよ。
反語 ⇒ 対義語は該当なし
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金輪際とは？意味と由来・語源
「 金輪際 」は日本語の慣用句で、 「二度と」「これ以上」 などの意味で用いられます。
「 金輪際 」の語源は仏教に由来します。「金輪」は「金色の輪」を指し、これは仏教における輪宝（リンポウ）という概念から来ています。輪宝は「転輪聖王」が持つとされる七つの宝の一つで、この輪宝を持つことで世界を支配するとされています。その輪宝が金色であることから、「金輪」という語が用いられます。
この「金輪」に、「際」つまり「境界」や「端」の意味が加わり、「金輪際」はもともと「この世界の終わり」を意味していました。この世界の終わり、つまり極限の状態を表す言葉として使われるようになり、現在では「 これ以上はない 」という強調の表現や、「 二度と～ない 」という意味で使われるようになりました。
ことわざ・慣用句「金輪際」に似た英語表現は？
「 金輪際 」に近い英語表現は ” never again ” や ” no more ” などがあります。これらは、「二度と～しない」「これ以上～しない」を意味します。
以下に例文を示します
英語の例文1:
I will never again trust him.
日本語訳:
金輪際 彼を信じない。
英語の例文2:
No more sweets for you.
日本語訳:
あなたには 金輪際 甘いものはなし。
英語の例文3:
Promise me you’ll never again do such a thing.
日本語訳:
金輪際 、そんなことをしないと約束して。
上記のように、”never again” や “no more” は「 金輪際 」と同様に、強く「二度と～しない」または「これ以上～しない」といった意味を表します。
分かりやすい例文
例文１
金輪際 、彼の言うことを信じない。
例文２
そんな失礼な人とは 金輪際 付き合いたくない。
例文３
金輪際 、あの店で買い物をするつもりはない。
例文４
金輪際 、こんな失態を繰り返さない。
例文５
金輪際 、このゲームをプレイするつもりはない。
金輪際を使った会話の例文
● また彼からお金を借りたの？
◎ うん、でもこれが最後だよ。 金輪際 、彼には借金しない。
● もう遅いけど、まだ仕事してるの？
◎ うん、でも今日が最後。 金輪際 、こんな深夜まで働くのは止めるよ。
● また彼女とケンカしたの？
◎ うん、でももう我慢の限界だよ。 金輪際 、彼女とは関わらないつもりだ。
● あのレストラン、また行くの？
◎ いや、もう行かないよ。前回のサービスがひどすぎて、 金輪際 あそこには足を運ばないつもりだ。
