【ことわざ・慣用句】猫に鰹節(ねこにかつおぶし)の意味・例文
意味 | 油断できない危険な状況のこと。 |
例文 | 目を離したすきにどこかへ行ってしまうなんて… 猫に鰹節 とはこのことだ。 |
類義語 | 盗人に鍵を預ける、狐に小豆飯、危ない橋を渡る、薄氷を踏む、虎の尾を踏む、綱渡り |
レベル | ★★★☆☆ 小学生:上級 (中学生:中級、高校生:初級) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。
猫に鰹節:わかりやすい使い方
【猫に鰹節】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。
類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に覚えよう。
類語 ⇒ 盗人に鍵を預ける、狐に小豆飯、危ない橋を渡る、薄氷を踏む、虎の尾を踏む、綱渡り
意味 ⇒ 油断できない危険な状況のこと。
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猫に鰹節とは?意味と由来・語源
「 猫に鰹節 」という言葉は、日本の慣用句で、 価値あるものやありがたいものを無駄に使ってしまうこと を表します。猫が鰹節が好きであることから、猫に鰹節を与えることは、猫にとっては美味しいものをもらえることですが、鰹節は本来人間が食べるためのものであり、猫に与えるにはもったいないという意味があります。
語源について、「猫」は日本で親しまれている動物で、「鰹節」は乾燥させた鰹の身を削ったもので、和食に欠かせない調味料です。鰹節は猫が好む香りがありますが、本来は人間の食事用です。
この言葉は、猫が鰹節を欲しがる様子から生まれました。しかし、鰹節を猫に与えることは、本来の目的から外れており、無駄な使い方とされています。この慣用句は、他の 無駄遣いや目的外の使い方 を指して使われることが一般的です。
ことわざ「猫に鰹節」に似た英語表現は?
「 猫に鰹節 」に近い英語表現は ” casting pearls before swine ” です。これは、価値のあるものやありがたいものが無駄になる状況を表します。直訳すると「豚の前で真珠を投げる」という意味です。この表現は、価値あるものがその価値を理解できない人や状況に浪費されてしまうことを指して使われます。
英語の例文1:
Giving such an expensive gift to someone who doesn’t appreciate its worth is like casting pearls before swine.
日本語訳:
その価値を理解できない人に高価な贈り物をするのは、 猫に鰹節 と同じだ。
この英語表現は、聖書(マタイによる福音書 7:6)に由来しており、そこでは「聖なるものを犬に投げ与えるな。また、真珠を豚の前に投げるな。それらが足で踏みつけ、また、向き直ってあなたがたを引き裂くことがないように。」と記されています。この表現は、貴重なものを適切でない相手に無駄に使ってしまうことを戒めているのです。
分かりやすい例文
例文1
彼女にはデザインの価値が分からないから、高級なブランド品を贈るのは 猫に鰹節 だ。
例文2
美味しいワインを知らない人に与えるのは、まるで 猫に鰹節 だ。
例文3
美術品を理解できない人に高価な絵画を見せるのは、 猫に鰹節 と同じことだ。
例文4
彼はクラシック音楽が好きではないので、コンサートのチケットを贈るのは 猫に鰹節 だ。
例文5
彼女はお金の価値をわかっていないので、高額なお小遣いを与えるのは 猫に鰹節 だ。
猫に鰹節を使った会話の例文
● 昨日、彼氏に高級なペンをプレゼントしたんだけど、全然喜んでくれなかった。
◎ 彼、文房具に興味ないんじゃなかったっけ?そんな人に高級ペンをプレゼントするのは、 猫に鰹節 だよ。
● そうかも。次回はもっと彼の趣味や興味に合ったものを選ぶべきだったね。
◎ うん、それがいいと思う。相手が喜ぶものを選ぶことが大切だよ。