【四字熟語】杓子定規(しゃくしじょうぎ)の意味・例文
意味 | 1つの視点でしか物事を見ようとせず、融通が利かないこと。 |
例文 | 君の言っていることは間違いではないが、そんな 杓子定規 な考えでいるよりもっと柔軟に考えたほうがいい。 |
類義語 | 融通がきかない、柔軟性がない、律儀、石頭、堅物、くそ真面目、原理原則に固執する |
反対語 | 臨機応変、柔軟、当意即妙、頭がやわらかい、型にはまらない、融通が利く |
レベル | ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。
杓子定規:わかりやすい使い方
【杓子定規】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。
杓子定規の類義語と反対語
類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に学習しよう。
類語 ⇒ 融通がきかない、柔軟性がない、律儀、石頭、堅物、くそ真面目、原理原則に固執する
意味 ⇒ 1つの視点でしか物事を見ようとせず、融通が利かないこと。
反対語や対義語:反対の意味の用語も覚えると、語彙力が高まり、国語の読解問題にも強くなりますよ。
反語 ⇒ 臨機応変、柔軟、当意即妙、頭がやわらかい、型にはまらない、融通が利く
他の四字熟語・ことわざ・慣用句も調べて学習するときは サイト内検索 をご利用ください。
<ゲーム感覚で四字熟語を覚える:クイズ> ⇒ ケロケロ 四字熟語 クイズ
杓子定規とは?意味と由来・語源
「 杓子定規 」(しゃくしじょうぎ)とは、 一つの方法や基準にこだわりすぎることで、物事の柔軟性や臨機応変さを失ってしまう様子 を表す言葉です。
「 杓子定規 」の語源は、「杓子」と「定規」の二つの言葉から成り立っています。
「杓子「杓子」は、おかゆや味噌汁などの液体をすくうための道具です。もともとは「杓」と書いていましたが、のちに「杓子」という表記が一般化しました。
「定規「定規」は、寸法をはかるための道具で、一定の長さや形状を測るのに用いられます。
この二つの言葉が組み合わさって、「 杓子定規 」という言葉が生まれました。もともとは、おかゆをすくう杓子で定規のように寸法を測ろうとすることから、形や寸法にこだわりすぎて柔軟性を失ってしまうことを意味していました。現代では、この言葉は物事に対して固定的な考え方や方法に固執しすぎる様子を表す言葉として使われます。
四字熟語「杓子定規」に似た英語表現は?
「 杓子定規 」に近い英語表現は ” one-size-fits-all ” または ” by the book ” があります。
one-size-fits-all 意味:一つの方法や基準がすべてに適用されると考える考え方
by the book 意味:規則に忠実に従う、決まりに縛られる
英語の例文1:
You can’t use a one-size-fits-all approach when it comes to teaching children.
日本語訳:
子どもたちに教える際には、 杓子定規 な方法ではうまくいかない。
英語の例文2:
She always does everything by the book, and sometimes it limits her creativity.
日本語訳:
彼女はいつもすべてを決まり通りにやるため、時々それが彼女の創造力を制限してしまう。
これらの英語表現は、「 杓子定規 」と同様に、物事に対して固定的な考え方や方法に固執しすぎる様子を表す際に使われます。
分かりやすい例文
例文1
彼は仕事に対して非常に 杓子定規 なので、新しいアイデアに対して柔軟に対応できない。
例文2
社員の個性を活かすためには、 杓子定規 な評価基準を避けるべきだ。
例文3
杓子定規 な指導法は、生徒たちの自主性や独創性を妨げることがある。
例文4
現代の急速な変化に対応するためには、 杓子定規 な考え方を見直す必要がある。
例文5
彼は 杓子定規 に守られた環境の中で育ったため、新しいことに対して臆病になりがちだ。
杓子定規を使った会話の例文
「 杓子定規 」という言葉は、決まった規則や方法に固執し、柔軟性がない状態を指します。以下にその表現を用いた会話例を示します。
● 新しいプロジェクトを始めるとき、必ず古い方法を踏襲しなければならないと思いますか?
◎ その考え方は少し 杓子定規 ではないですか?時代や状況に応じて新しいアプローチを試すことも重要だと思いますよ。