【ことわざ・慣用句】木を見て森を見ず(きをみてもりをみず)の意味・例文
意味 | 細かいことに気をとられていると、物事の本質や全体像を見落とすことがあるということ。 |
例文 | 靴は可愛いのにコーディネートがちぐはぐだね。 木を見て森を見ず の格好になっているよ。 |
類義語 | 鹿を追う者は山を見ず、木を数えて林を忘れる、視野が狭い、お門ちがい、思い違い |
反対語 | 鹿を追う者は兎を顧みず |
レベル | ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。
木を見て森を見ず とは:わかりやすい使い方の例
【木を見て森を見ず】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方の例でした。
類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に覚えよう。
類語 ⇒ 鹿を追う者は山を見ず、木を数えて林を忘れる、視野が狭い、お門ちがい、思い違い
意味 ⇒ 細かいことに気をとられていると、物事の本質や全体像を見落とすことがあるということ。
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木を見て森を見ずとは?意味と由来・語源
「 木を見て森を見ず 」という言葉は、一部分に焦点を当てすぎて全体像を見失ってしまう様子を表しています。この言葉の由来は、中国の古典『呂氏春秋』に記されている「木を見て森を知らず」という表現が起源だとされています。
この故事には、ある人が森に行って一本の木しか見ずに帰ってきてしまい、森全体の姿を理解できなかったという話があります。この話をもとに、日本では「 木を見て森を見ず 」という言葉が広まり、 部分に捉われて全体を見失うという意味 で使われるようになりました。
ことわざ「木を見て森を見ず」に似た英語表現は?
「 木を見て森を見ず 」に近い英語表現は ” can’t see the forest for the trees ” です。この表現は、細部に注意を払いすぎて全体像を見失ってしまうという状況を説明するのに使われます。直訳すると、「木々のために森が見えない」となります。これは、個々の木に目を奪われてしまい、森全体の景色を把握できない様子を表しています。
分かりやすい例文
例文1
彼は細かい部分にこだわりすぎて、 木を見て森を見ず になっている。
例文2
会議で彼女が提案したアイデアは、 木を見て森を見ず と言われることが多い。
例文3
詳細に目を通すことは大事だが、 木を見て森を見ず にならないように注意が必要だ。
例文4
木を見て森を見ず にならないよう、全体的な視点を持つことが大切だ。
例文5
このデータを分析する際、 木を見て森を見ず にならないよう、全体像を把握することが重要だ。
木を見て森を見ずを使った会話の例文
● 最近、新しいプロジェクトで忙しいんだけど、細かいタスクに追われて全体像が見えなくなってきたよ。
◎ そうなんだ。それじゃあ、 木を見て森を見ず の状態だね。大切なのは全体を俯瞰して、目的を見失わないことだよ。
● うん、そうだね。もっと全体的な視点で物事を考えるように心がけよう。
◎ そうだね、ちょっと一歩引いて全体を見ることも大切だよ。それができると、 木を見て森を見ず にならずに済むからね。