烏合の衆

【ことわざ・慣用句】烏合の衆(うごうのしゅう)の意味・例文

意味 まとまりのない寄せ集めの集団のこと。
例文 このチームは3日前に集められたばかりの 烏合の衆 なので団結がまるでなっていない。
類義語 有象無象、寄せ集め、混成チーム、統制が取れない、不特定多数、その他大勢
反対語 一致団結、統制が取れた、一蓮托生、足並みをそろえる、気持ちを一つにする
レベル ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須)

類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。

烏合の衆:わかりやすい使い方

うごうのしゅう:例文1
はぁ…。
烏合の衆とは:意味2
どうしたケロ?
うごうのしゅう:例文2
公園で野球をしてたから入れてもらったけどボロ負けだったケロ…。いつもの部活のメンバーだったらこんな結果にはならなかったケロ。
烏合の衆とは:意味3
即席の 烏合の衆 だから仕方ないケロ。ケロユウは本当に負けず嫌いケロね!

烏合の衆】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。


烏合の衆の類義語と反対語

類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に学習しよう。
類語 ⇒ 有象無象、寄せ集め、混成チーム、統制が取れない、不特定多数、その他大勢
意味 ⇒ まとまりのない寄せ集めの集団のこと。

反対語や対義語:反対の意味の用語も覚えると、語彙力が高まり、国語の読解問題にも強くなりますよ。
反語 ⇒ 一致団結、統制が取れた、一蓮托生、足並みをそろえる、気持ちを一つにする

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烏合の衆とは?意味と由来・語源

烏合の衆 」という言葉は、 目的や意志がバラバラで統制の取れていない、まとまりのない集団 を指す日本語の慣用句です。この言葉は、主に組織や集団において、まとまりがなく、混乱した状態を表す際に使われます。

烏合の衆 」の語源は、中国の古代の故事に由来します。戦国時代の中国のある国で、ある時、烏(からす)がたくさん集まって騒ぎ立てているのを見た国王が、「烏は何の目的もなく集まっている。これはまさに烏合の衆だ」と言ったという故事があります。ここから、「烏合」とは、目的も統制もない集まりを意味するようになりました。

その後、「 烏合の衆 」は、日本でも用いられるようになり、目的や意志が一致していないまとまりのない集団を表す言葉として広く使われるようになりました。今日では、組織や集団が混乱し、統制が取れていない状況を指す際に使用される言葉として認識されています。

ことわざ「烏合の衆」に似た英語表現は?

烏合の衆 」に近い英語表現は ” ragtag group ” や ” motley crew ” があります。これらの表現は、目的や意志が一致していなくて、まとまりのない集団を指します。

英語の例文1:
The project was assigned to a ragtag group of people who had never worked together before.
日本語訳:
プロジェクトは、これまで一緒に働いたことがない 烏合の衆 に任せられた。

英語の例文2:
The team was a motley crew with no clear leader, which led to confusion and disorganization.
日本語訳:
チームは明確なリーダーもいない 烏合の 衆で、混乱と無秩序が生じた。

これらの表現は、組織や集団が混乱していて、統制が取れていない状況を表す際に使われます。また、” disorganized group ” という表現も、組織や集団がまとまりがなく、統制が取れていない状況を指す言葉として使われることがあります。

分かりやすい例文

例文1
その会議は参加者の意見がバラバラで、まるで 烏合の衆 のようだった。

例文2
彼らは 烏合の衆 だったが、徐々にまとまりを持ち、優れたチームになった。

例文3
新入社員たちは研修期間中は 烏合の衆 のようだったが、徐々に協力し合うようになった。

例文4
そのデモは、 烏合の衆 によって行われ、組織立った活動ができなかった。

例文5
プロジェクトチームが 烏合の 衆だと、効率的な進行が難しいため、リーダーが重要になる。

烏合の衆を使った会話の例文

● 今日の会議、なんだか議題がぐちゃぐちゃで全然まとまらなかったね。
◎ 本当に、参加者の意見がバラバラで、まるで 烏合の衆 のようだったよ。
● そうだね。リーダーがもう少ししっかり進行を管理してくれればよかったんだけど。
◎ うん、次回の会議では、もっとまとまりのある進行になるよう、事前に議題を整理しておくべきだね。
● そうだね。 烏合の衆 状態にならないように、しっかり準備しよう。