【ことわざ・慣用句】不謹慎(ふきんしん)の意味・例文
意味 | 不真面目で慎み、配慮が足りていないこと。 |
例文 | 身内が亡くなったのに葬儀の場で遺産の話をするなんて 不謹慎 じゃないか! |
類義語 | 礼儀をわきまえない、無礼、非礼、傍若無人、不躾、礼を欠く、無作法、非常識 |
反対語 | 謙虚、礼儀正しい、品がいい、腰が低い、謹慎、真面目 |
レベル | ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて学習効率がいいですよ。
不謹慎:わかりやすい使い方
【不謹慎】の意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。
不謹慎の類義語と反対語
類義語や同義語:同じ意味や似たような意味での使い方が多いので、語彙力UPのため同時に学習しよう。
類語 ⇒ 礼儀をわきまえない、無礼、非礼、傍若無人、不躾、礼を欠く、無作法、非常識
意味 ⇒ 不真面目で慎み、配慮が足りていないこと。
反対語や対義語:反対の意味の用語も覚えると、語彙力が高まり、国語の読解問題にも強くなりますよ。
反語 ⇒ 謙虚、礼儀正しい、品がいい、腰が低い、謹慎、真面目
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不謹慎とは?意味と由来・語源
「 不謹慎 」は日本語の成句で、その文字通りに理解することができます。「不」は「否定」、「謹慎」は「慎重であること、注意深いこと」を意味します。したがって、「不謹慎」は 「慎重でない、注意深くない」という意味 を持つ言葉となります。
「 不謹慎 」は、もともとは仏教の用語で、行為や言動が慎重でない、つまり、信仰上の規範や戒律を守らないことを指す言葉でした。現代の日本語では、もっと広く、慎重さを欠いた行為や言動、特に他人を不快にさせる可能性のある行為や言動を指す言葉として使われます。
この言葉の語源や由来については特定のエピソードなどはありませんが、「謹慎」はもともと中国の古典に由来する語で、慎み深さや注意深さを表す言葉として使われていました。「 不謹慎 」はこの「謹慎」を否定する形で使われ、行為や言動が慎重でない、つまり、 他人を尊重せず、他人を不快にさせる可能性のある行為や言動を指す言葉 として使われるようになったと考えられます。
ことわざ・慣用句「不謹慎」に似た英語表現は?
「 不謹慎 」に近い英語表現は “inappropriate” や “insensitive” などがあります。
” Inappropriate ” は「適切でない、ふさわしくない」という意味を持つ形容詞です。
” Insensitive ” は「思いやりがない、無神経な」という意味を持つ形容詞で、他人の感情や状況を考慮せず、無神経な行動や発言をすることを表します。
英語の例文1:
His comments about the disaster were inappropriate and offensive.
日本語訳:
彼の災害についてのコメントは 不謹慎 で、攻撃的だった。
英語の例文2:
It was insensitive of him to joke about such a serious matter.
日本語訳:
彼がそんな重大な事態を冗談にするなんて、 不謹慎 だった。
これらの表現は、他人を不快にさせる可能性のある行動や発言、つまり「 不謹慎 」な行動や発言を英語で表現する際に使用できます。
分かりやすい例文
例文1
あの災害報道でのジョークは 不謹慎 だと思う。
例文2
その発言は 不謹慎 で、多くの人を傷つけた。
例文3
不謹慎 なネット投稿には気をつけるべきだ。
例文4
彼の 不謹慎 な行動に、周囲は困惑している。
例文5
そのテレビ番組の内容は 不謹慎 だと思われている。
不謹慎を使った会話の例文
● あの有名人、災害を冗談にしているツイートをしたらしいよ。
◎ それは 不謹慎 だね。彼はその影響力を考えて行動しないと。
● 今日のミーティング、あの新人の発言、 不謹慎 だと思わなかった?
◎ うん、それはちょっと場違いだったよね。彼にはもっと慎重に発言するように言っておこう。
● 最近のテレビ番組、内容が 不謹慎 なものが多い気がする。
◎ 同感だよ。もっと配慮が必要だと思う。
● あの人、SNSで 不謹慎 な投稿をしていることがあるんだ。
◎ それは良くないね。SNSも公の場だから、気をつけないと。