【ことわざ・慣用句】生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)の意味・例文
意味 | 油断も隙も無く素早いこと。また、他人を出し抜いて利益を得るという意味。 |
例文 | 生き馬の目を抜く ような上司の仕事ぶりには正直ついていけない。 |
類義語 | 駆け引き上手、一筋縄ではいかない 、抜け目がない 、海千山千、ずる賢い、腹黒い |
レベル | ★★★☆☆ 小学生:上級 (中学生:中級、高校生:初級) |
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生き馬の目を抜く とは:わかりやすい使い方の例
【生き馬の目を抜く】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方の例でした。
類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に覚えよう。
類語 ⇒ 駆け引き上手、一筋縄ではいかない 、抜け目がない 、海千山千、ずる賢い、腹黒い
意味 ⇒ 油断も隙も無く素早いこと。また、他人を出し抜いて利益を得るという意味。
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生き馬の目を抜くとは?意味と由来・語源
「 生き馬の目を抜く 」という言葉は、 非常に狡猾で悪辣な手段を使って目的を達成すること を意味します。この言葉の由来は、中国の古典『呉越春秋』に記載されている故事に基づいています。
物語は、中国の春秋時代の呉と越の二つの国が争っていた時代を舞台にしています。越の国王勾践は、呉の国王夫差と戦い、敗北しました。その後、勾践は呉の国に身を寄せて夫差に仕えることになりました。勾践は、敵の呉の国で生き抜くために非常に狡猾な手段を使い、様々な策略を練りました。そのうちの一つが、生きた馬の目を抜くという行為でした。この行為は、勾践がどれだけ冷酷で非情な人物であるかを示すエピソードとされています。
この故事から、「 生き馬の目を抜く 」という言葉が生まれ、現代の日本語でも狡猾で悪辣な手段を指す言葉として使われています。
ことわざ「生き馬の目を抜く」に似た英語表現は?
「 生き馬の目を抜く 」に近い英語表現は ” stoop to any level ” や ” stop at nothing ” があります。これらの表現は、目的を達成するためにどんな非道徳的、狡猾な手段も使うことを意味しています。また、” play dirty “(汚い手を使う)という表現も同様のニュアンスを持っています。これらの英語表現は、目的のために悪質な方法や策略を使うことを指しています。
分かりやすい例文
例文1
彼は出世のためには何でもするタイプで、 生き馬の目を抜く ような手段も厭わない。
例文2
あの政治家は権力を手に入れるために 生き馬の目を抜く 手段を使ったと噂されている。
例文3
この業界では、 生き馬の目を抜く 手法を使わないと生き残れないことがある。
例文4
彼は会社の地位を守るために、 生き馬の目を抜く ほどの策略を練っていた。
例文5
生き馬の目を抜く ような方法で成功を手に入れた彼だが、最終的には信用を失った。
生き馬の目を抜くを使った会話の例文
● 最近、会社の競争が激しくなってきたね。
◎ そうだね。でも、どんなに競争が激しくても、 生き馬の目を抜く ような手段は使いたくないよ。
● 本当にそうだよね。正直な手段で努力して、成功したいものだ。
◎ やはり、 生き馬の目を抜く 方法で成功しても、長続きしないし、周りからの信用も失うだろうからね。
● その通り。僕たちも堅実に努力して、自分たちの信念を貫こう。