【ことわざ・慣用句】火中の栗を拾う(かちゅうのくりをひろう)の意味・例文
意味 | 他人の利益のために危険をおかすこと。 |
例文 | 友達に頼まれて代わりに仕事をしたが、 火中の栗を拾う ようなものだった。 |
類義語 | 危ない橋を渡る、虎穴に入る、綱渡りをする、リスクを冒す、大バクチに打って出る、賭けに出る |
レベル | ★★★☆☆ 小学生:上級 (中学生:中級、高校生:初級) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。
火中の栗を拾う とは:わかりやすい使い方の例
【火中の栗を拾う】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方の例でした。
類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に覚えよう。
類語 ⇒ 危ない橋を渡る、虎穴に入る、綱渡りをする、リスクを冒す、大バクチに打って出る、賭けに出る
意味 ⇒ 他人の利益のために危険をおかすこと。
他の四字熟語・ことわざ・慣用句も調べて学習するときは サイト内検索 をご利用ください。
<ゲーム感覚でことわざ・慣用句を覚える:クイズ> ⇒ ケロケロ ことわざ・慣用句 クイズ
YouTube動画で「火中の栗を拾う」を見る
ことわざ【火中の栗を拾う】をYouTube動画で何回も見ると意味や例文を忘れにくくなりますよ♪
※どんどんYouTubeに、ことわざ動画を追加していきますので チャンネル登録 よろしくお願いします。
⇒ ケロケロ辞典YouTube
※注:音声はAI(ロボット)のため発音(イントネーション)がおかしい所があります。それも含めて楽しんでことわざ「火中の栗を拾う」を覚えて下さいね♪
火中の栗を拾うとは?意味と由来・語源
「 火中の栗を拾う 」ということわざは、 危険な状況に身を置いて他人のために何かをすること を表しています。このことわざの由来は、日本の古い物語や寓話に由来しているとされています。
語源に関しては、次のような説があります。昔々、狐と猿がいたところに、栗が燃える火の中に落ちてしまいました。狐は猿に「火の中にある栗を取ってくれたら、半分あげる」と言いました。猿は火傷を覚悟で火の中に手を伸ばし、栗を拾って狐に渡しました。しかし、狐は約束を破って栗を全部食べてしまいました。猿は火傷を負って得るものが何もなかったため、損をしたと感じました。
この物語が「 火中の栗を拾う 」ということわざになり、他人のために危険を冒して利益を得ようとするが、最終的には自分が損をすることを表すようになりました。
ことわざ「火中の栗を拾う」に似た英語表現は?
「 火中の栗を拾う 」に近い英語表現は ” to take the chestnuts out of the fire ” です。この表現は、他人のためにリスクを冒して何かをすること、特に自分自身が損をする可能性がある状況で行動することを指します。また、似た意味の英語表現として ” to take the bullet for someone “(誰かのために弾丸を受ける)がありますが、こちらは他人のために自己犠牲を払うことを強調しています。
分かりやすい例文
例文1
彼は上司のミスをカバーするため、 火中の栗を拾う ことになった。
例文2
彼女は友達のために 火中の栗を拾って 、問題の解決に尽力した。
例文3
そのプロジェクトは失敗する可能性が高かったが、彼は 火中の栗を拾う 覚悟でチャレンジした。
例文4
彼はリーダーとして、部下のために 火中の栗を拾う ことをいとわない。
例文5
彼は 火中の栗を拾う 覚悟で、経営難の会社に入社した。
火中の栗を拾うを使った会話の例文
● 最近のプロジェクト、上手くいってる?
◎ うーん、正直言って難しいところがあるんだ。プロジェクトリーダーが無理なスケジュールを組んじゃって。
● それは大変だね。でも、どうにかして解決しないといけないよね。
◎ そうなんだよ。僕が 火中の栗を拾って 、リーダーと話し合ってスケジュールを見直そうと思ってるんだ。
● 本当に?大変そうだけど、君ならできると思うよ。頑張ってね!
◎ ありがとう!頼りにされてるから、頑張らないとね。