【ことわざ・慣用句】怪我の功名(けがのこうみょう)の意味・例文
意味 | 間違ってしたことや何気なくしたことが、偶然にもよい結果をもたらすこと。 |
例文 | 間違って違うゲームを買ってしまったが、やってみたら面白かった。まさに 怪我の功名 だ。 |
類義語 | 災いを転じて福となす、雨降って地固まる、人生万事塞翁が馬(じんせいばんじさいおうがうま)、結果オーライ |
レベル | ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須) |
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怪我の功名 とは:わかりやすい使い方の例
【怪我の功名】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方の例でした。
類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に覚えよう。
類語 ⇒ 災いを転じて福となす、雨降って地固まる、人生万事塞翁が馬、結果オーライ
意味 ⇒ 間違ってしたことや何気なくしたことが、偶然にもよい結果をもたらすこと。
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怪我の功名とは?意味と由来・語源
「 怪我の功名 」という言葉は、 失敗や過ちによって思いがけなく成功したり、評価されたりすること を表しています。この言葉の由来は、中国の古典『史記』に登場する、戦国時代の名将・廉頗(れんぱ)のエピソードに基づいています。
戦国時代において、趙の国の将軍であった廉頗は、ある日戦いに敗れた後に自らの顔に傷をつけました。それによって彼は、自分の失敗を恥じて傷を負ったことを他人に知られることを恐れました。しかし、傷が治るまでに他の国が趙の国に侵攻してきたため、廉頗は再び戦いに臨むことになります。その戦いでは、廉頗の傷が相手国の兵士たちに恐怖を与え、彼らは廉頗の勇敢さに驚いて敗走しました。結果として、廉頗の失敗から生じた傷が逆に彼に勝利をもたらし、名声を得ることになりました。
このエピソードから、「 怪我の功名 」という言葉が生まれ、 失敗や過ちから意図しない成功や名声を得ること を表すようになりました。
ことわざ「怪我の功名」に似た英語表現は?
「 怪我の功名 」に近い英語表現は ” a blessing in disguise “(意味:変装した祝福)です。この表現は、当初は不運に見える状況や出来事が、結果的に良い結果や成功をもたらすことを意味しています。つまり、悪いことが起こったように見えても、その後に良いことが起こることがあるというニュアンスが含まれています。
分かりやすい例文
例文1
会社の昇進試験に落ちてしまったが、そのおかげで他の素晴らしい仕事のチャンスに出会えた。まさに 怪我の功名 だ。
例文2
彼は 怪我の功名 で、交通事故の後に病院で素敵な看護師と知り合い、その後結婚することになった。
例文3
予約していた飛行機に乗り遅れたけど、その後の便で意気投合した友達ができたんだ。 怪我の功名 だね
例文4
怪我でスポーツができなくなったが、そのおかげで絵画の才能に気づいた。 怪我の功名 というやつだ。
例文5
彼女と別れてしまったけど、それが 怪我の功名 で、今の妻と出会えたんだ。
怪我の功名を使った会話の例文
● あのさ、先週、飛行機に乗り遅れちゃってさ。
◎ え、それは大変だったね。どうしたの?
● 実はね、次の便で座席が隣だった人と話して、すごく気が合って友達になったんだ。
◎ まあ、それは 怪我の功名 だね!遅れたおかげで新しい友達ができたなんて。
● そうなんだよ。最初はショックだったけど、結果的に良いことがあったから良かったと思う。
◎ そうだね、たまには予想外の出来事がプラスに働くこともあるから、ポジティブに考えよう!