【四字熟語】鶏口牛後(けいこうぎゅうご)の意味・例文
意味 | 大きな組織の中で下の立場でいるより、小さな組織でトップにいた方が良いという意味。 |
例文 | 兄は会社を辞めて、自分で店を立ち上げた。まさに 鶏口牛後 だ。 |
類義語 | 鶏口となるも牛後となるなかれ、鯛の尾より鰯の頭、大鳥の尾より小鳥の頭、芋頭でも頭は頭 |
反対語 | 寄らば大樹の陰、長い物には巻かれろ、虎の威を借りる狐、他力本願、おんぶにだっこ |
レベル | ★★☆☆☆ 小学生:中級 (中学生:初級、高校生:必須) |
類義語や反対語でリンクがある場合は、リンクからその語彙の意味や例文を確認すると、セットで覚えることができて効率がいいですよ。
鶏口牛後:わかりやすい使い方
【鶏口牛後】短文の会話で意味と例文と小学生にもわかりやすい使い方でした。
鶏口牛後の類義語と反対語
類義語や同義語:同じ意味や似た言葉の使い方が多いので、言い換えや語彙力UPのため同時に学習しよう。
類語 ⇒ 鶏口となるも牛後となるなかれ、鯛の尾より鰯の頭、大鳥の尾より小鳥の頭、芋頭でも頭は頭
意味 ⇒ 大きな組織の中で下の立場でいるより、小さな組織でトップにいた方が良いという意味。
反対語や対義語:反対の意味の用語も覚えると、語彙力が高まり、国語の読解問題にも強くなりますよ。
反語 ⇒ 寄らば大樹の陰、長い物には巻かれろ、虎の威を借りる狐、他力本願、おんぶにだっこ
他の四字熟語・ことわざ・慣用句も調べて学習するときは サイト内検索 をご利用ください。
<ゲーム感覚で四字熟語を覚える:クイズ> ⇒ ケロケロ 四字熟語 クイズ
YouTube動画で「鶏口牛後」を見る
四字熟語【鶏口牛後】をYouTube動画で何回も見ると意味や例文を忘れにくくなりますよ♪
※どんどんYouTubeに、四字熟語やことわざ動画を追加していきますので チャンネル登録 よろしくお願いします。
⇒ ケロケロ辞典YouTube
※注:一部の音声はAI(ロボット)のため発音(イントネーション)がおかしい所があります。それも含めて楽しんでことわざ「四字熟語」を覚えて下さいね♪
鶏口牛後とは?意味と由来・語源
「 鶏口牛後 」とは、中国の古代の故事に由来する四字熟語です。文字通り、「鶏の口」と「牛の後」を意味し、小さいながらも主役になる方が、大きくても従属の立場になるよりも良いことを表しています。つまり、「 小さくてもリーダーになるほうが、大きくても部下でいるより良い 」という意味が込められています。
この言葉の語源は、中国の春秋時代に活躍した戦国の諸子百家の一人である鬼谷子(かいこくし)に関連しています。彼は、戦国時代の諸侯や大夫たちの相互利益を図るために、外交術や謀略術を駆使して活躍しました。
ある時、鬼谷子が弟子に、「大きな国に仕えることと、小さな国で権力を持つこと、どちらが良いと思うか?」と尋ねたところ、弟子は迷って答えられませんでした。そこで鬼谷子は、「 鶏口牛後 」という言葉を用いて、小さな国でも権力を持つほうが良いと教えたとされています。
それ以降、「 鶏口牛後 」は、中国語や日本語で広く使われるようになり、 権力や地位に関する教訓 として伝えられています。
四字熟語「鶏口牛後」に似た英語表現は?
「 鶏口牛後 」に近い英語表現は ” Better to be the head of a dog than the tail of a lion ” です。これは、「 犬の頭である方が、ライオンの尾であるより良い 」という意味で、小さな立場でもリーダーである方が、大きな立場で従属的な存在でいるよりも良いことを表しています。
英語の例文1:
Although the company she founded is small, she prefers being the CEO there rather than being a subordinate in a larger corporation. As the saying goes, better to be the head of a dog than the tail of a lion.
日本語訳:
彼女が設立した会社は小さいですが、大きな企業で部下であるよりもそこでCEOであることを好んでいます。言葉にあるように、「犬の頭である方が、ライオンの尾であるより良い」のです。
分かりやすい例文
例文1
彼は大企業で働くよりも、自分の小さな会社を立ち上げることを選び、 鶏口牛後 の精神を持って成功を収めた。
例文2
彼女は 鶏口牛後 を信条に、小規模な団体でリーダーシップを発揮することを選んだ。
例文3
彼は、 鶏口牛後 を体現するかのように、地方の学校で校長になることを選択した。
例文4
彼は 鶏口牛後 の教えに従い、プロ野球の2軍コーチではなく、地元の野球チームで監督になることを決意した。
例文5
彼は 鶏口牛後 の思想に従って、小さな団体で活躍し、地域社会に貢献している。
鶏口牛後を使った会話の例文
● 最近、大手企業に転職するチャンスがあったんだけど、結局断ってしまったんだ。
◎ えっ、なぜ?それってすごく良いチャンスじゃない?
● うん、それは確かだけど、大企業で働くと、自分が何をしたいのか見失ってしまいそうで怖かったんだ。それに、今の会社では部署のトップだから、リーダーシップを発揮できているし。
◎ なるほど、それは「 鶏口牛後 」という考え方だね。小さい立場でもリーダーである方が、大きな立場で従属的な存在でいるよりも良いということだよね。
● そう、まさにそれ! 鶏口牛後 の精神を大切にしようと思っているんだ。